「主よ、あなたは私を探り、知っておられます。あなたは、私の座るのも立つのも知っておられ、遠くから私の思いを読み取られます。あなたは私が歩くのも伏すのも見守り、私の道のすべてを知り抜いておられます。ことばが私の舌にのぼる前に、なんと主よ、あなたはそのすべてを知っておられます。あなたは前からうしろから私を取り囲み、御手を私の上に置かれました。そのような知識は私にとって、あまりにも不思議、あまりにも高くて、及びもつきません。」(詩篇139:1-6)
この言葉は示唆に富み、完全なものだが、詩篇全体の序文に過ぎない。詩編は、神があなたと私について知っていることすべてを語っている。
この章の残りの部分を読んで、神が知っていることすべてを列挙する必要はない。しかし、その全文を読んで、自分が神の目から見てどれほど特別で貴重な存在であるかを実感してほしい。
神様はあなたのことをすべてご存知で、それでもあなたを愛しておられる!そう、神様はあなたのことを「すべて」ご存知なのだ。
あなたも私も、神の基準で行動することはできない。私たちは他人の言葉や行動を、裁き、非難し、批判し、それに応じて接する。しかし、神が私たちを愛してくださるように、私たちも互いに愛し合い、祈り合い、赦し合い、寄り添い、共に悩み苦しみ、互いに実りあるクリスチャンとして生きなければならない。
少し時間を取って、自分が「本当は」どんな人間なのか、じっくり考えてみよう。見逃してしまうこともあると思うので、すべての可能性を列挙するつもりは毛頭ない。しかし思い浮かぶものをいくつか挙げてみようと思う。:
すぐに他人を判断し、批判する、
他人の罪を赦すのが遅い、
約束したことを実行できないことが多い、
神に喜ばれない考えを持っている、
自分のものでないものをしばしば手に入れようとする傾向がある、
両親の名誉を傷つけてしまうことが多い。
もしあなたがこれらの考えや他の考えに思い当たる節があるとしても、すべてを失ったわけではないことを覚えておこう。神はあなたを愛し、あなたの人生に素晴らしい計画を持っておられる。それはあなた次第だ。あなたは行動を起こさなければならない。神の約束を思い出してほしい。
「もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます。」(ヨハネの手紙第一1:9)
またソロモン王はこのことについて、次のように語っている。「自分の背きを隠す者は成功しない。告白して捨てる者はあわれみを受ける。」(箴言28:13)
あなたのリストを作り、すぐに実行に移そう。
神があなたに必要な変化を起こしてくださることを願おう。