あなたは何色のストライプをつけていますか?

最近、網膜の専門医を訪ねたとき、私はとても興味深い男性に出会った。

彼は、海軍の退役軍人であることを示す様々な装飾が施された野球帽をかぶっていた。私は彼に話しかけ、どんな船に乗り、どんな戦争に参加したのかと尋ねた。

彼は海軍に20年以上いて、2隻の空母に乗ったと言った。私たちは、海軍にいたときの経験について大いに語り合った。彼は海軍にいたときに撮ったたくさんの写真を見せてくれた。その中の一枚で、彼のユニフォームの左腕にいくつかの赤いシェブロン(階級などをあらわす逆V字型のストライプ、紋章)があることに気づいた。

さて、一つのストライプは4年間の勤務を意味する。規律上のなんらかの問題があった場合には、赤いストライプをつけることが義務づけられていた。彼が制服を着たさまざまな写真を見せてくれたとき、ある写真ではストライプは赤だったが、別の写真ではストライプが金色だったことに気づき、私は彼にその違いについて尋ねた。

すると彼は、金のストライプは完璧な記録を示すものだから、つけたくなかったと説明してくれた。長年に渡って彼は陸上パトロールで何度も過失を経験をし、そのために赤いストライプをつける必要があったのだ。(陸上パトロールは海軍の警察のこと) しかし、10年間ミスのない勤務をすれば、過去は許され、制服の赤いストライプは金のストライプに変わる。

彼は昇進し金のストライプをつけることになった。海軍の規定では、赤いストライプの入った制服を着用することは、軍服を脱いで軍法会議の対象となる。従って簡単に言ってしまえば、海軍では赤いストライプは悪いことをしたことを意味し、金のストライプは良いことをしたことを意味する。しかし彼は袖に金のストライプをつける資格がないと感じていた

このことを考えながら、私は自分自身に言った。これはまさに神が私たちをどのように見ているかということではないかと。聖書には、私たちはみな罪を犯したために、神の栄光を受けられないと書いてある。神の目から見れば、私たちはみな罪を犯したために霊的赤いストライプを身に着けているのだ。神はそれを罪と呼ばれる

しかし、イエスを信じる信仰によって、その赤いストライプが神の目には金色に変わるという良い知らせがある。コリントの信徒への手紙第二517節に、聖書はこう書いている。「ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。」

一緒に診察室を出て歩きながら、私は彼に簡単な質問をした。「神の目から見たら、あなたは金のストライプ、それとも赤のストライプ、どちらを身につけていると思いますか?」彼は何も答えず、ゆっくりと立ち去ってしまった。

私の祈りは、もし今日あなたが、自分には赤いストライプが相応だと思うのであれば、イエスに立ち返り、彼を救い主として求めてほしいということだ。そうすればあなたは(象徴的ではあるが)金のストライプを与えられて、神の御国に永遠の場所を得ることになるのである。

あなたは今、いと高き方の息子または娘であり、その方があなたに背を向けることは決してないことを確信し安心してほしい。しかし、もしあなたが罪を犯してしまったのならば、素直に天の父のみもとに行き、あなたの罪を告白し、赦されることを感謝しよう。

もしあなたが神の子であるなら、ストライプを赤から金に変える必要があるかもしれない人のところへ行って、この話を分かち合ってほしいと思う。

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