すべての人には三つの側面がある。(1) 他人から見たあなた、(2)自分から見たあなた、そして(3) 神から見たあなただ。この三つの側面を理解することは、イエス・キリストの弟子として成長し、成功するために不可欠なことである。
周りの人はあなたをどう見ているだろうか?あなたは魅力的で、身だしなみもきちんとしていて、感じがよく、献身的な信者で、一緒にいて楽しい人であって、ガラテヤ人への手紙5:22,23にある「御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。」という実を体現している人だと見ている。あなたはそれに対して肯定的で、周りの人からどう見られているかに満足している。
では、あなたは自分自身をどう見ているだろうか?他人を愛せないことが多く、喜びの少ない幸福感を持ち、心の平安を見つけるのに苦労し、特定の人々に対する忍耐を欠き、多くの分野で自制心を欠いている。挙げればきりがないが、私の言いたいことはお分かりいただけるだろう。
この矛盾を使徒パウロはローマ人への手紙7:15,18で表現している。
「私には、自分のしていることが分かりません。自分がしたいと願うことはせずに、むしろ自分が憎んでいることを行っているからです。、、、、私には良いことをしたいという願いがいつもあるのに、実行できないからです。」
最後に、神はあなたをどう見ておられるだろうか? 神はあなたを、深く愛する者として見ておられる。その愛ゆえに、この世に人として生まれ、人として生き、人として死ぬために来てくださった。 そしてご自身の血潮によって、あなたの永遠の命の代価を支払ってくださった。あなたは今、主のものであり、この真理は聖書全体を通して示されていて、コリント人への手紙第一1:30、31に要約されている。「しかし、あなたがたは神によってキリスト・イエスのうちにあります。キリストは、私たちにとって神からの知恵、すなわち、義と聖と贖いになられました。『誇る者は主を誇れ』と書いてあるとおりになるためです。」
あなたへのアドバイスは次の通りだ。(1) 他人があなたをどう見ているかを素直に受け入れること。(2) 過去の自分と決別し、自分自身を正すこと。(3) イエスに力づけられながら忠実に生きること。そして覚えておいてほしい。私たちはみな同じ状況にいるのだということを。